No.0499>コララインとボタンの魔女

もう一つの世界が存在していて、その世界は現世界とは違う異界という設定はよくある展開ですが、この映画ではその異界に登場する人物たちが異様--目がボタンになっているから。

この目がボタンになっているだけで、ものすごく怪しい雰囲気が全開になる。目がボタン以外は至って普通なようすだから、逆に怖い。初めにいた世界では決して裕福でも幸福でも無い主人だが、異世界にすむ家族はまさに至れり尽くせりとまさに住み心地の良さそうな家族たちがそこにはいる。

ただ、主人公は決してそういう安直な幸せには染まること無く、初めの世界にやはり戻ろうとするがなかなかにうまくいかない。

そうしているうちに魔女の正体が明らかになっていくにつれ、世界が恐怖に染まっていく。

なかなかにこういう世界は夢に出てきそうでちょっと怖い映画なのです。