ダークルーム>No.0784

解説の藤田香織さんも書かれているとおり、著者の近藤史恵さんの作品は本当にバラエティに富んでいて、次から次へと読みたくなる。そしてそのどれもが面白い。個人的には「マリアージュ」の物語が好きでした。ダークルーム (角川文庫)作者: 近藤史恵出版社/…

PK>No.0780

伊坂幸太郎さんの小説は読んでいてやっぱり楽しくなりますね。普通に生活をしている人々がとんでもないことに巻き込まれながらも、ユーモアがあふれるところがいい。PK作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/08メディア: 単行本購入: 2人 …

知らないと恥をかく世界の大問題2>No.0775

易しくわかりやすい解説に定評のある池上彰さんの現在の世界の問題について解説された一冊。知っているようで知らない常識。解っているようで解っていない問題などについて、改めて自己認識する。こういう事ってとても大切ですよね、きっと。 知らないと恥を…

ウイスキーは日本の酒である>No.0773

個人的にウィスキーの味わいが好きで日頃から楽しんでいるのですが、本書はそのサントリーのウィスキーづくりを現場で支えているかたの語りなので、その味わい深みに興味深く拝読。日頃から飲んでいるウィスキーの魅力について余すことなく語られていて、ま…

知らないと恥をかく世界の大問題>No.0772

2009年時点での時事問題の解説であるので、今更と思ってしまいがちかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ当時のネタも今につながっているので、復習(歴史)を学ぶのは大切なことなのです。ただ、やっぱりリアルタイムで読みたかったという…

鬼の跫音>No.0771

道尾秀介さんの短篇集。長編とはやっぱり違う面白さ。「s」と称される主人公や名前が伏せられる登場人物たちは星新一のような普遍の物語、現実とは違う世界のような感じがある。 鬼の跫音 (角川文庫)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループ…

くまちゃん>No.0770

出会いもあれば別れもあるなんていうのは頭ではわかっていても気持ちは追いつかない。この小説はその別れにスポットを当てている。主人公たちが次の作品につながっていく連作物なので、裏と表を見るようでちょっとどきどきとする。くまちゃん (新潮文庫)作者…

スマート読書入門>No.0766

ハードウェア的にはスマートフォンやタブレット端末の登場で確実に紙の本から電子の本へとプラットフォームが広がっている。そしてその上で展開されるサービスによって読書体験が変わろうとしている。電子書籍の登場で読みたい本を読みたい時に購入し手に入…

銀行総務特命>No.0765

銀行って信用第一・安全第一な健全なイメージを先頭に持ちがちですが、やっぱりお金が絡んで巨大な組織になればそこには魔物が巣食うのでしょうか。おぉ、コワイコワイ。新装版 銀行総務特命 (講談社文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011…

官僚を国民のために働かせる法>No.0758

「官僚」という言葉を聞くと悪の組織にはびこる悪い奴というイメージがふと沸き起こってしまうのは自分だけか。官僚と言われる人々が全て利己主義だとはいわない。もっとよくやっているところもアピールすればとおもう。こういう言いたいことをいう人はとて…

池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本>No.0757

お金の話を公然とするのを嫌う日本人。けれどお金が無いと困るのもやっぱり本当のことで、経済音痴ではまずいのではと思う。毎日のニュースでも取り上げられている経済関係の情報を本当に何処まで理解しているのか。本書を読むとよくわかる。[図解] 池上彰の…

そうだったのか! 現代史>No.0756

知っているようでその実本当はよくわからないことって多いですよね。ニュースを見ていても結局トピックス的な要素ばかりの知識では、本当のものは見えないのかと思う。こういう事実をしっかりと丁寧に解説してくれる一冊を大切にしたい。そうだったのか!現代…

モップの魔女は呪文を知ってる>No.0753

やっぱりこのシリーズはいいですね。掃除というと裏方で誰も気にしないけれど、実は・・・みたいなことを想像しちゃいます。モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2011/12/03メディア: 文庫 …

みんなの図書室>No.0750

物語の素晴らしさを物語の名手の小川洋子が語る。一冊一冊ほんとうに丁寧に解説し、物語の魅力を伝えてくれる。つい、その本に手を伸ばしてしまう。みんなの図書室 (PHP文芸文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/11/17メディア: 文庫…

不連続の世界>No.0749

不連続の世界 (幻冬舎文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2011/10/12メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る

新フォーチュン・クエスト19>No.0748

「新」となってから既に19巻目。昨今のライトノベル系からすれば刊行期間もボリュームも圧倒的。新フォーチュン・クエスト〈19〉うれしい再会と人魚のおつかい〈下〉 (電撃文庫)作者: 深沢美潮,迎夏生出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: …

もっと塩味を>No.0743

ミシュランの星の取得を夢見て努力するシェフとその妻の物語。人生を捧げて目指した星の取得がかなったと思った矢先のまさかの離婚問題。幸せと絶望を同時に味わう。過去と現在が入り交じって物語の重厚感が感じられるのですが、若干読みにくかった(^^;。も…

モダンタイムス>No.0742

伊坂幸太郎のファンです。どの小説でも味わいのあるキャラクターたちに魅了されっぱなしです。モダンタイムスは単行本で出版された際にも速攻購入し、夢中で読みました。文庫本での再読でもやはり夢中になる。大きな陰謀に巻き込まれる主人公たち。この組織…

人は上司になるとバカになる>No.0740

人それぞれの持ち味があるとは思いながらも「あぁ、こういう上司は居ない方がよい」というパターンがわんさかと登場。ひとつずつに著者ならではの解決方法など参考になるかも。

もうダマされないための「科学」講義>No.0739

情報が溢れてニセ・ガセも多々有り何処か胡散臭いと思いながらも、つい気になってしまうのが「科学」による裏付けられたという情報。でも本当にそれが科学なのか。科学の中にいる方々の視点にたったら、どういうものが似非科学なのか。バッサリと切って捨て…

クラウドの未来>No.0738

猫も杓子もクラウドの2012年ですが、とても良くまとまっているなと感じられた一冊です。ネットワークコンピューティングはそれこそン十年前から考えとしては存在しながら、なぜ今注目され実用化されているのか。そしてそのサービスにより世の中のサービ…

なぜあの人には「味方が多い」のか>No.0737

なかなか心配り、気配りの大切さはわかっていてもなかなか実践できない。ただ、出来る限りのことはやっぱり行ったほうがいいんだろうな、少しでも相手に伝わればよし。なぜあの人には「味方が多い」のか (PHPビジネス新書)作者: 山?武也出版社/メーカー: PHP…

気にしない技術>No.0736

人それぞれ向き不向き、気になる気にならないこと、様々だと思うのですが、頑張り屋さんが多いこの昨今、このように緩さを大切にする心ももちたい。気にしない技術 (PHP新書)作者: 香山リカ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/10/15メディア: 新書購入:…

伝える力>No.0735

わかりやすくというのはほんとうに難しいですね。諦めずに少しでも伝えられる努力を続けたいと思います。伝える力 (PHPビジネス新書)作者: 池上彰出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/04/19メディア: 新書購入: 45人 クリック: 1,284回この商品を含むブ…

僕の見たネトゲ廃神>No.0734

オンラインゲームは自分もやりますが、やっぱりハマり込む時はハマる。最近は携帯ゲームへの移行などさらにハマり要素を盛り込んだゲームが盛り沢山。いざこの道へ堕ちたらとおもうと・・・。 最近ハヤリのカードゲーム式の携帯ゲームはやらないようにしてま…

どうして時間は「流れる」のか>No.0733

時間の概念がこんなに興味深く、面白いものだと初めて知る。どうして時間は「流れる」のか (PHP新書)作者: 二間瀬敏史出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/01/14メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る

オリンピックの身代金>No.0727

今の日本には感じられない、この国中に広がる高揚感はいったい何なんだろうか。戦後からの復興、そして世界中が注目するオリンピック開催に向けて、突っ走る。この気持ちは決して今では味わえないのではないかと思う。オリンピック開催、そして成功へと導く…

バクマン。>No.0721

今回のネタの人気漫画の終わり方というのはとても興味深い。どんなに好きな漫画もきっといずれかは終わりを迎えるのは解っていてもやはり続いて欲しいもの。人気ランキング第1位を連続キープして連載を終了させるというのは現実的ではないのかもしれないけ…

No.0714>日本経済の奇妙な常識

経済音痴の自分ではおそらく書かれている内容の半分も理解ができていないかもしれないですが、その内容はとても刺激的で興味深いものばかり。知っておくべき内容なんだと、多分、思うのです。日本経済の奇妙な常識 (講談社現代新書)作者: 吉本佳生出版社/メ…

No.0713>千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成

図書館というサービスを通じて、本来のサービスとは何かを改めて考えさせられる。顧客が望んでいるからと、いうなりになるべきなのか。かのスティーブ・ジョブス曰く、「顧客は本当に望むものは知らない」ともいう言葉にあるように、目先のサービスだけでは…