FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
数字が苦手という人にほど読んでもらいたい一冊
数字を分析する能力をとやかく言うのではなく、思い込みによる世界認知の誤りがあることを痛切に知らされる。
猿よりも低い認知率
3択で猿がダーツを投げたら、3割ずつの比率になる。思い込みがある状態で、世界情勢についてクイズを出すと「思い込み」により、誤った選択をするという。これは世界はどんどん変化しているにもかかわらず、以前の状態のままの知識でいるため、誤った選択をしてしまうということ。
本書の例でよく取り上げられているのが生活レベルの変化である。レベル1~レベル4までの中で生活レベルが定義されている。以前はレベル1の世代が多かったが、レベル1世代が改善しレベル2,3へと変化している。貧困にあふれていると
数字に騙されない
とにかく正確な事実を見ることが一番大事。
メディアでは客観的な数字で、あたかも紛れもない事実であるかのごとく解説をしていますが、数字なんて見方を変えればいくらでも語れるもの。偏見をもてとも捨てろとも言いませんが、うのみにするのは絶対に避けるべきだと思います。
めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとるの紹介
積立投資は流行ってるのか?
2020年あたりから、インデックスファンドへの積立投資を始めた人や、めざせFIRE!を目標に投資運用を始めた人の話をよく聞きます。
実際金融庁のNISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査をみると、つみたてNISAの口座数に関しては2020年9月末時点で274万口座にまでなっているようです。
興味深いのは2020年6月末からの増加率で一番高いのが20代というところでしょうか。年代別の増加率では17.4%になっています。ただし年代別の買付金額(増加率ではなく、買付合計額)をみると20代が最も少なく、年代が上がるに連れて上がり、60代でピークとなっています。
お金を入れる力がやはり年代が上がるにつれて上がっているのでしょうが、積立投資は時間とともに有利になっていくので、これからの推移が楽しみです。
FIRE生活達成までの道のりとしてインデックス投資は正しいのか
FIRE生活とは、大きな資産を築き、その資産から生まれる利益で生活をすることになります。不労所得>生活費の式ですね。
金融系ニュースで紹介されている内容や、最近積立投資を始めた人の記事や動画を見ると、インデックス・ファンドへの積立投資を絡めてFIRE生活の道のりを目指す人が多いように感じます。
ですが、インデックス・ファンドへの積立投資=FIREへの道のりではないような気がしています。 もちろんインデックス・ファンドへの投資は再現性の高い、有効な投資だと思っています。
FIRE生活を送るための資産形成としてインデックス・ファンドがあるのであって、FIRE生活を達成するための手段とすこし分けて考えたほうがいいのではと思います。
FIRE生活を達成するための道のりとは
では、FIRE生活を送るまでの道筋とはどういうものなのか。
第一に増やす力です。会社員の方や自営業の方も、稼ぎ方は違えど、この力がまず第一です。
稼ぐ力の強化には給料アップのためのスキルであったり、転職であったり、最近は副職がよくおすすめされています。また稼ぐ力以外にも、支出をへらすことで、増やす力につなげることもできます。
後者の方は即誰にでもできますが、効果には限界があります。不要な支出は減らすとしても、食費0とかにはできないですからね。
こうして強くした稼ぐ力を、資産形成に回す。この結果FIRE達成というのが正しい道のりだと思います。
この資産形成の手段としてインデックス・ファンドであったり高配当株への投資ということになると。
めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとるの紹介
今回紹介するのはYou Tubeやブログなどで金融系情報を発信する「ぽんちよ」さんの書籍になります。 本書は大きく5章立てに分かれていて、柱としては、
- FIREとはなにか
- 投資で増やす
- 節約で貯める
- 副業で稼ぐ
- FIRE後の生活を稼ぐ
となります。投資で増やす、節約でためるに関しては、他の本などでも読める内容ではありますが、FIRE生活への実りとしては外していない内容かと思います。
副業で稼ぐに関して、ご本人が実際におこなった副業の内容や失敗談などもあり、実際にこれから何某かの副業を考えるにあたっては参考になるのではと思います。
個人の投資スタンス
インデックス・ファンドへの積立投資を10年以上続けて、資産は十分たまってきました。兎にも角にも続けることが大事。途中で飽きたり、中座することなく継続していくこと。これに尽きるかと思っています。
私は仕事自体は嫌いじゃないので、FIRE生活を目指してということはないですが、選択できる余裕があるというのが一番のメリットだと思うので、そういう状態を作りたいですね。
本当の自由を手に入れるお金の大学
YouTubeのコンテンツも本当に面白いものが揃っていますよね。下手な素人の動画なんてといっていたら、もったいないレベルのものもたくさんあります。もちろん暇つぶしに見ることも多いですが。
中田敦彦のチャンネルでお金系の動画をよく見ているのですが今回その中で取り上げられた本の紹介です。
お金を「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」のカテゴリに分け、それぞれのステップを踏むことによって、“本当の自由”を手に入れるまでがまとめられています。
自分ごととしてもお金にまつわる悩みとして貯めたい・稼ぎたい・増やしたいが常につきまといます。それぞれに関する本などは目についたものをよく読みますが、これらの要素を一つずつしたとしても、結局は何がほしいのかを考えるとこの「本当の自由を手に入れたい」ということになるのではと気付かされました。
現役時代は仕事をまあ続けていくだろうから生活費はまあこんなもんで、だいたいこんなライフスタイルを送ってという見通しは考えます。しかし老後に関して見通しがつくのかと言われるとそこに「不安」がよぎります。
本当の自由を手に入れる--一つずつでも自分に足りなかった要素を補うため、とても参考になる一冊でした。
働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ
さおだけ屋はなぜ潰れないのか
ブーム?になった時にも読んだ物をKindle版にて再読。やはりわかりやすく、会計のいろはがなにかわかった気がするから恐ろしい。今回一番気になったキーワード「普段はケチケチしてもいいけど、たまにはパッとしたい」という人もいるが、これはかなり危険な思想である。」になる。がんばったご褒美にちょっとした贅沢。ありがちなシチュエーションですが、これで全てが水の泡(ノД`)。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Kindle版
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日本再興戦略
いろいろな刺激を与えてくれる。今日の続きが明日という発想じゃないんだろうな、この人は。何がどう変わっていくのかわからない世の中で注目に値する人だと思う。
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/01/30
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ペンタゴン・ペーパーズ
ちょっと放置してあっという間に1年。メモがてら書けるときに書く。全部書けなくても気が向いたら書く。
で、1年ぶりに書くのが「ペンタゴン・ペーパーズ」。スティーブン・スピルバーク監督で、トム・ハンクスとメリル・ストリーブの2大俳優が共演という、名前だけでもう一度はみておこうと思ってしまうレベルの作品です。
最初、トム・ハンクスをみたときの感想は「髪ふさふさがまったく似合わない・・・」
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: Prime Video
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