めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとるの紹介
積立投資は流行ってるのか?
2020年あたりから、インデックスファンドへの積立投資を始めた人や、めざせFIRE!を目標に投資運用を始めた人の話をよく聞きます。
実際金融庁のNISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査をみると、つみたてNISAの口座数に関しては2020年9月末時点で274万口座にまでなっているようです。
興味深いのは2020年6月末からの増加率で一番高いのが20代というところでしょうか。年代別の増加率では17.4%になっています。ただし年代別の買付金額(増加率ではなく、買付合計額)をみると20代が最も少なく、年代が上がるに連れて上がり、60代でピークとなっています。
お金を入れる力がやはり年代が上がるにつれて上がっているのでしょうが、積立投資は時間とともに有利になっていくので、これからの推移が楽しみです。
FIRE生活達成までの道のりとしてインデックス投資は正しいのか
FIRE生活とは、大きな資産を築き、その資産から生まれる利益で生活をすることになります。不労所得>生活費の式ですね。
金融系ニュースで紹介されている内容や、最近積立投資を始めた人の記事や動画を見ると、インデックス・ファンドへの積立投資を絡めてFIRE生活の道のりを目指す人が多いように感じます。
ですが、インデックス・ファンドへの積立投資=FIREへの道のりではないような気がしています。 もちろんインデックス・ファンドへの投資は再現性の高い、有効な投資だと思っています。
FIRE生活を送るための資産形成としてインデックス・ファンドがあるのであって、FIRE生活を達成するための手段とすこし分けて考えたほうがいいのではと思います。
FIRE生活を達成するための道のりとは
では、FIRE生活を送るまでの道筋とはどういうものなのか。
第一に増やす力です。会社員の方や自営業の方も、稼ぎ方は違えど、この力がまず第一です。
稼ぐ力の強化には給料アップのためのスキルであったり、転職であったり、最近は副職がよくおすすめされています。また稼ぐ力以外にも、支出をへらすことで、増やす力につなげることもできます。
後者の方は即誰にでもできますが、効果には限界があります。不要な支出は減らすとしても、食費0とかにはできないですからね。
こうして強くした稼ぐ力を、資産形成に回す。この結果FIRE達成というのが正しい道のりだと思います。
この資産形成の手段としてインデックス・ファンドであったり高配当株への投資ということになると。
めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとるの紹介
今回紹介するのはYou Tubeやブログなどで金融系情報を発信する「ぽんちよ」さんの書籍になります。 本書は大きく5章立てに分かれていて、柱としては、
- FIREとはなにか
- 投資で増やす
- 節約で貯める
- 副業で稼ぐ
- FIRE後の生活を稼ぐ
となります。投資で増やす、節約でためるに関しては、他の本などでも読める内容ではありますが、FIRE生活への実りとしては外していない内容かと思います。
副業で稼ぐに関して、ご本人が実際におこなった副業の内容や失敗談などもあり、実際にこれから何某かの副業を考えるにあたっては参考になるのではと思います。
個人の投資スタンス
インデックス・ファンドへの積立投資を10年以上続けて、資産は十分たまってきました。兎にも角にも続けることが大事。途中で飽きたり、中座することなく継続していくこと。これに尽きるかと思っています。
私は仕事自体は嫌いじゃないので、FIRE生活を目指してということはないですが、選択できる余裕があるというのが一番のメリットだと思うので、そういう状態を作りたいですね。